薄毛に関する知識

ヘアサイクルを知る

毛髪

薄毛の基礎知識

人間の毛髪の総数は、健康な方で約10万本で、1日に約0.3~0.4mmほど伸び、1日の平均抜け毛本数は50~100本ぐらいと言われています。
毛髪の寿命は2~6年で、寿命を迎え自然に抜けた後は、同じ毛根から再び髪が生えてきます。髪が生え始めてから寿命を迎えて抜けるまでの成長過程を「ヘアサイクル」と呼びます。

ヘアサイクル

1.成長期(頭髪全体の85~90%、2~6年)
寿命を間近に控えた古い髪の下から、うぶ毛状態の新しい髪が生えはじめてきます。
新しい髪がある程度の成長を遂げると、古い髪は毛包から押し出されるようにして抜けます。髪は生えはじめてから、2~6年のあいだ成長を続けていきます。

2.退行期(頭髪全体の1%、2~3週間)
2~6年間の髪の成長期が過ぎると、ついに細胞分裂がストップしてしまいます。

3.休止期(頭髪全体の9~14%、3~4カ月)
成長期を過ぎ、退行期を迎え、ついに成長がストップした髪は、ブラッシングや洗髪などのわずかな刺激でもすぐに抜けてしまうような、非常にデリケートな状態になっています。
いよいよお別れも間近です。

4.脱毛
休止期を終えると、ついに脱毛です。脱毛と同時に、新しい髪の成長期が始まります。

薄毛の部位

薄毛が進行してくると、不愉快ではありますが、周りから「ハゲ」と呼ばれるようになります。
しかし、一口に「ハゲ」と言っても、その種類にはいろいろあり、人それぞれハゲ方・ハゲ具合が違います。まずは、「ハゲ」のタイプを確認しておきましょう。

薄毛の種類

M型ハゲ(M字ハゲ)
前頭部の額(ひたい)の左右の生え際が、少しずつ後退していくタイプです。そのハゲ具合は、剃り込みを入れたようにも見えます。男性に多く見られるハゲ方で、頭頂部の一部に髪が残ることが多いです。何とか髪の毛で隠すことができるケースもあります。

U型ハゲ(U字ハゲ)
M型ハゲとは反対に、額の中央部分の生え際から、円形状に少しずつ後退していくタイプです。これが進行していくと、「波平さん」状態になります。
初期の段階なら前髪で隠すことはできますが、「波平さん」まで進行してしまうと、どうにも隠すのは困難です。

O型ハゲ(O字ハゲ)
頭頂部から円形にハゲが広がっていくタイプです。脂肪等の動物性食品の摂り過ぎが原因の1つとも言われ、西洋人に多いです。
O型ハゲの代表的な有名サッカー選手もいましたね。

混合型ハゲ
O型とM型が混ざって進行するタイプで、頭頂部と前頭部の両方から同時に禿げていきます。
両方から進行するため、なかなか手のつけようがありません。